2009年5月13日

教育による食事習慣の改善

昨日に引き続き、服部先生の食育関連の話を。。。

服部先生の専門学校では、入学時に1週間の食事日記をつけさせるそうだ。
そして卒業直前にもう一度、1週間の食事日記をつけさせる。
さて、その食事の改善率はどの程度か???


当然、しかるべき教育を施すわけなので、それなりの成果が期待できるはずだ。

正解は・・・・改善率わずか6%。


ペーパー栄養士である私も、かつて栄養学を学んだ大学生の頃、
入学してすぐに食事日記をつけさせられた。
面倒で嫌なものだった。
しかし、大学1年のクラブ合宿で民宿に宿泊した際のことだ。
2・3年生の先輩が宿に着くなり、野菜や果物、乳製品の買い出しに行くのだ。
民宿の食事は栄養が偏るから、と。
翌年2年生になった私は、同じような行動をして1年生を驚かせた。

入学式の日に学長から
「卒業する頃には食事行動も食物選択も確実に変化しているはずだから覚悟するように」
と保護者向けに断言された、と私の母は今でもその日を思い出して笑う。

私の頃には、学校が違うとは言え入学してわずか1年で、食行動が変わっていたのだ。
時代の変化なのか、学校の違いなのか、それとも・・・・・。



わずか6%の改善率なら、まさに学びが机上の空論そのものである。