2011年11月15日

2:6:2の法則

よく言われる、2:6:2の法則。
グループの中で、上位の2割がポジティブな動きをして、中位の6割は平均的な集団で、下位の2割のネガティブな動きをする、というあの法則だ。

マーケティングの視点では、上位2割のグループが生産性の高い優秀な集団、下位2割のグループが生産性の低い集団と言われ、いかにして上位をより生産性高く、6割の集団に対して影響力を発揮するか、が大事になってくる。

この2:6:2の法則、経営コンサルタントの石原明氏が発行するメルマガ「◎社長、『小さい会社』のままじゃダメなんです!」(無料)の昨日発行の記事によれば、集団だけではなく、腸内細菌でも同じような動きをするそうだ。醸造学の研究者からの話として紹介しているのだが、腸内の善玉菌と悪玉菌がそれぞれ2の割合で存在し、「日和見(ひよりみ)菌」が6というバランスだそうで、善玉菌が強いと日和見菌がそっちに味方して、腸内で良い菌がどんどん増えていくそうで、反対に悪玉菌が強いと日和見菌がそっちに引っ張られ、腸が腐敗していくとか。
私は自分のカラダのなかで、2:6:2の法則が動いているとはおもしろい!と思って読んだのだが、考えてみれば身体的なことだけでなく、気持ち(モチべーションなど)もそういう法則があてはまるな、とふと思った。
個々人の中の「さあ!がんばろう!」という気持ちと「「どうでもいいや」という気持ち。
いくら常にやる気満々の人と言えども、日々いろんな状況が訪れる。普通の人なら、前向きになることもあれば、後ろ向きになることもあるのは否めないと思う。が、全体的には、自分自身がそのどちらが強いかによって、おおよその方向がどちらに引っ張られていくかが決まるような気がする。
そう考えると、ますます自分自身の前向きな気持ちは大事にしなくてはならないし、後ろ向きな気持ちは早いうちに原因を見つけて潰して行くことが重要だ。

2:6:2の法則は、侮れない。