2014年11月14日

「かさこ塾」入塾をふりかえる

今年の私はよく勉強している(笑)。
勉強嫌いだった学生時代を考えると、信じられないくらいだ。

秋は、毎週1回×4回の塾に通っていた。
毎週塾の宿題に追われながら悪戦苦闘を繰り返し、11日に終了(卒業)した。

その塾がかさこ塾。
テーマは、「好きを仕事にするブログ術&セルフブランディング術実践編」。

年間8万枚の撮影、年間90万字の執筆をこなす、写真も撮影できるライター=カメライター、ブロガーのかさこさんがやっている塾だ。
かさこさんはブログ更新を毎日欠かさない。
ちなみに今日のBLOGOS記事ランキングトップが、かさこさんのブログ記事 「フリーーのクリエイターがジリ貧になり食えなくなる4つのパターンとその対策」の転載だった。

実際に会うかさこさんはとても穏やかな人だけど、ブログでは時々過激なことを書いている。
過激な論調で書くことも多い。
だけど、それは核心を突いていて、彼がブログで書いていることに、私はいちいち納得する。
取り上げるテーマは幅広く、かさこさんが何の専門家かはよくわからない。
私よりずーーーっと若いのだけど、興味の対象、幅が私とは結構近い(気がする)。
こういう感性を持っている若いのがいるんだ、と、最初の頃は小さな驚きを感じていた。

そんな彼が半年くらい前に「かさこ塾」を始めた。
塾を開講してすぐに、かさこさんがとても面倒見よく塾生に対応している様子が、FBから透けて見えてきた。
そのうち、SNSの投稿を見ていて私の知っている人が入塾しているのに気づき、その人がどんどん変わっていくのが見えたのだ。

すごいな、かさこさん・・・・

それを受けてみたくなって、私は入塾した。

もともと私はブログ「術」を学びたかったわけでも、セルフブランディング「術」を学びたかったわけでもなかった。
正直言うと、かさこ塾は若い人のためのものだろうと思っていたし、当初は自分とは関係がないものだと思っていた。
だけど、私はかさこさんのことをもっと知りたくて、入塾したのだった。

ただ、自分のことをどう説明するかは、いつも私にとっての難問だったのも否めなかった。
誰だって、自分のことは自分ではわからないものだと私は思っているので、かさこさんに私のことを見てもらいたいという思いがなかったわけではない。

さて入ってみたら、若い人だけのためではなかった。
塾生には私と同世代の人もちゃんといたし(笑)、もちろん若い人もたくさんいたし、個性豊かないろんな人がいた。
共通するのは、「かさこさんに会いに来た人たち」だったということ。

世の中にはブログ「術」を教える人はたくさんいるし、セルフブランディングの話をする人もたくさんいる。
だけどそこに来ていたかさこ塾生は、明確に「かさこさんから」それを教わりたいと思っている人たちだった。
極論すれば、必ずしもブログ術やセルフブランディング術を教わるのが目当てではなく、「かさこさんから」何かを学びたいと思っている人たちだったと思う。

これこそがかさこさんのブランディング成果だ。
2001年から毎日、PVが大してなかった時も毎日ブログを書き続け、時には炎上させながらも明確に主張し続けてきたからこそ。
その内容に共感した人たちがどんどん増えていったんだろう。
違うテーマであったとしても、「かさこさんから」何かを学びたいという人たちが、きっとまた集まってくるのだ。

ブランディングには正解はない。
人によって目指す形は違っていいし、違うのがあたりまえだ。

個人のブランディングは、生き方だったり、考え方だったり、そういうものの力が大きい。
いくらきれいにしても、最後は「素(す)」。
素材が試される時代に入ったように思う。
かさこ塾でそれを確信できたことが、私には大きい価値だった。

入塾し、もちろん私はかさこさんをもっと知ることができた。
当初はセルフブランディング「術」なんて・・・と思っていた私だったが、私自身のブランディングについて、しっかり考え直す機会をもらった。
かさこさんからは何度もフィードバックをもらった。

これをこれからどう生かすか。
これからどうメンテナンスしていくか。
これが次の課題だ。

さらに、かさこさんの生き方・考え方に共感する人たちと出会えた。
これも大きい価値だ。

これから新しい何かが生まれそうな、そんな気がする。

実際にどんなことを学び、どんな宿題が出て、どんなフィードバックがあるのか。
それは、他の塾生の体験記に譲ろうと思う。



かさこ塾 次回開講は2015年1月だそうです。