2015年11月2日

会社を辞めたらやろうと思ったこと、思っていたのにやらないこと

できれば会社を辞めたいと思っている人、もうすぐ辞めようとしている人、意に反して辞める人・・・・
もしも辞めたら、何をしていたいと思っていますか。
私の場合、いざ辞めてみると、意外にそんなにやりはしないものでした。

やろうと思っていたことはいっぱいあった

会社にいるときには、もしも会社を辞めたらあれをしよう、これをしよう、あんなことがしたい、こんなことがしたい、といろいろ思っていた。
欲張りで好奇心が強い私は、やりたい、やろうと思っていることが数えきれないほどあった。

 レディスデーの日に映画を見る
 ゆっくり本を読む
 毎朝コーヒーを飲みながらゆっくりと新聞を読む
 一人旅に出かける
 いろんな顔に会える写真展に行く
 カフェ巡りをする
 ピアノを弾く
 ブラジルで買ってきたカバキーニョの練習をする
 ウクレレの練習をする
 スキーに行く
 ライブに行きまくる
 コンサートに行く
 体力づくりをする。
 ダンスレッスンにしっかり通う。
 昔読んでた漫画を全巻一気に読み返す

 等々。

もっともっとあったけれど、書き上げたらきりがない。

長く会社にいると、どうしても時間が拘束される。
働いている時間以外に寝る時間、移動時間などを考えると
自分が自由に使える時間はそう多くない。 
むしろとっても少ない。
だから「自由に使える時間」が欲しくて欲しくてしかたがなくて、
もし時間ができたら・・・と、妄想をめぐらすのだ。

ところが現実は

実際に会社を辞めていざ時間が自由になると、
私の場合、これが意外にやっていないのである。
あれだけやりたいと思っていたのに。

それどころか、会社にいた頃のほうがやっていたことがたくさんあった。
当時は時間がなかったから、どうしてもやりたいことはなんとしても時間を作ってやろうとしていたのである。
ところが時間が自由になると、今日やらなくても明日があると思う。
やりたいことであるはずなのに、明日やろうと先延ばしすることが出てくるのである。

あれ?
やりたいんじゃなかったっけ?

そこでやりたいと思う自分の思いの強さや優先順位に気づくのだ。
やりたいと思っていても、そのやりたい気持ちの度合いがまあそこそこなのか、
それともとてもやりたいことなのか。

漠然とやりたいと思っていても、いつの間にか忘れられていくことも、実は少なくない。
時間の経過とともに興味関心の対象も変わっていくせいか、
やりたいと思っていたことすら忘れてしまうこともある。

まるで、列車に乗っていて景色を見ているようなものだ。
「きれい!」と思う景色があったとしても、そこで途中下車しない限りは、どんどん通り過ぎて後ろに行ってしまい、どんな景色を綺麗と思ったのかも忘れられていく。

会社を辞めたらやろうと思うことなんて、どの程度やりたいものかなんて、実はわからない。
意外と大したことないのかもしれない。
忙しくて全然できなくても、それでも時間をやりくりしてやろうとするくらいのものでないと、意外にやらないことなのだ。

私の場合、上記に記載したことは、
時間がないからできなかったり、やりたいけど我慢していたはずのことばかりだったが
時間ができても実際にはほとんどやっていないことばかりなのだ。

自分が思っていることなんて、結構アテにならないものだ。
自由になる時間に対する渇望感が強いから、
そのせいですごくやりたいことだと思い込んでいただけ。

会社を辞めて時間がある中で、やっていること、
やらなきゃいけないことが他にあるのに、ついついやっちゃうこと、やりたくなっちゃうこと・・・
頭よりもカラダの方が、正直なのかもしれない。
つまり、頭で思っていることよりも、身体が動いてしまう「行動」の方が、正直なのかもしれない。






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